~~~はじめに~~~

         「被差別部落」…皆さんはこの言葉を聞いてどう思われますか?
私が、このブログを始めることにしたのは、職場で「○○地区は危ない」などと
“心無い会話”が聞こえてきたからでした。それも複数の方から…。政策的には、約150年前に「解放」されたはずの被差別部落ですが、職場だけではなく、インターネットやパルプマガジン(低俗雑誌)などで、今尚、多くの差別があることを実感します。被差別部落出身の妻と結婚し、部落の暮らしを知る中で「部落の良さや暖かさ」を皆さんに伝えたいと思います。

2015年2月25日水曜日

長屋(ながや)【生立ち編-33】

■長屋(ながや)

いつも、「被差別部落の暮らし」をお読み頂き、誠に有難うございますm(_ _)m
このブログのメインコーナーである「生い立ち編」も、やっと高校生の頃まで進みました。

しかし、こうやって毎回、回想しながら文章に起こしておりますと、
「そういえば・・・」と言うことも、多々思い出されます。
そうやって思い出すのはいいことなのですが、構成上、後戻りしたり、
行ったり来たりでは、読者様の混乱を期すのではないかと危惧しておりますが、
ただ、「被差別部落の暮らし」では、“ありのままを読者様に伝えたい”
という思いも同時にあります。
私の被差別部落関連の体験記である「生い立ち編も」そんな一つであります。

そのことを踏まえて、私の幼少期の思い出を一つ思い出しましたので、
時期が少し遡りますが、今回、書かせていただこうと思います。


2015年2月10日火曜日

遅ればせながら上原善広さんを知りました

恥ずかしながら、私が上原善広氏と言う作家を知ったのは、
つい最近のこと。
年末に何気にYouTubeやニコニコ動画を見ていた時のことでした。

その中で、ニコニコ動画の「ニコ生」の再放送?で、
部落を話題に対談している上原善広氏を知ったのです。

時間の関係で、番組を全て見ていないのですが、
冒頭で、上原氏の紹介をされていました。
その時、手にされていた雑誌に、
被差別部落の訪問記を書いているということでしたが、
私は、その光景を見た時に、数年前「BUBKA」と言うパルプ・マガジン(低俗雑誌)が
京都の同和地区を写真付きで掲載した、所謂「BUBKA差別問題」を思い出しました。
それは、私も目を通しましたが、当時流行っていたJRのキャッチフレーズを悪用し、
「そうだ、京都行こう!」との表題で、京都の被差別部落と在日集落を
悪ふざけ・面白半分でレポートするという劣悪なものでした。

私は、当初、「懲りずにまたか?」と思いましたが、
よくよく聞けば、著者の上原氏は、何と被差別部落の出身者という。
その被差別部落は、私も幾度か訪れたことのある大阪府内の被差別部落で、
フィールドワークで馴染みもあったため、早速、氏の著書を2冊読んでみました。
 ◯私家版差別語辞典
 ◯路地の教室
という、2冊です。

2冊読んでみて、非常に氏に対して親近感を覚えました。
素人の私が、プロの作家に対して非常におこがましく、失礼なのですが、
それを承知で言わせてもらうと、氏の部落に対する考え方と、
私の考え方は、非常によく似ており、また、著書の中でも非常に
似通った内容も有りまして、とても共感が持てました。

ナゼ、今まで知らなかったのか不思議なくらいでしたが、
ここに来て、氏の著書に巡り会えたのも、縁あってのことかもしれません。
(本当におこがましいですが、私の私感ですのでお許しを・・・)

そこで、氏のことも少し分かりました。
件の雑誌(実話ナックルズ)についても氏は、「路地の教室」の中で、
~『実話ナックルズ』などの、コンビニの成人コーナーで売っているような
いかがわしい雑誌にしか書けなかったのです(文章ママ)~
と書いておられているので、納得した次第であります。

ちなみに、やはり連載当初は、同和団体からの抗議もあったようです。
それと、その連載は、「日本の路地を旅する」という題名で
単行本化されているそうですので、ぜひ次回読んでみようと思います。

氏は、著書の中で部落に関する文章を書くことも、
一つの解放運動だとおっしゃっています。
私も同じで、このブログを書くことで部落解放・差別解消を目指しています。

オチのない、とりとめのない文章になってしましましたが、
そんな訳で、是非とも、これからも「被差別部落の暮らし」を
よろしくお願いいたします。

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